スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

THA BLUE HERB : AME NIMO MAKEZ

2008年06月26日 21:00

まず、本題に入る前に・・・・。
本当はこのブログを立ち上げた時点で真っ先に紹介すべきアーティストだったのかもしれません。何故なら、このアーティストが放つ言霊が私に与えた影響力があまりにも大きい。それが故にあえて敬遠の対象になる事があります。それは何故か・・・・・・・?
答えは単純。 これだけ強烈な言葉を目の当たりにすると返す言葉が見当たらない。
彼らの音は残酷にも無力さや無知で凡庸な自分自身を再確認させられる事があります。

垂れ流し出来るような単なるイージーリスニングではない。多少の身構えの必要な極めて異色なアーティストの類になります。

THA BLUE HERB : ame ni mo makez / live at core tokyo1999.5.2


THA BLUE HERBの初期の頃の音源になります。
この頃は「自分VS自分以外の●●」的スタンスのリリックが主体だった様な気がします。
そんなスタンスの中、この[ame ni mo makez]は他の誰に対してでもない、。自分自身に対しての歌。自分を高ぶらせ、鼓舞するかのようなリリックが印象的でした。

そして今日、一番伝えておかなくてはならない事・・・。
このTHA BLUE HERBの最大の魅力はLIVEです。
CDやレコードには存在しない、凶器を目の前にしたかの様な雰囲気と空気感。
そんな現場の中を駆け巡る幾多の言葉が脳内の許容を超え、心地よい疲労感に苛まれた時、まさにそこが、彼らのLIVEの妙。オーディエンスの着地点なのです。

この映像は1999年にcore(tokyo)にて行われたライブ映像。
そのLIVEのオーラス、AME NiMO MAKEZの終いにBOSSが言葉にした宮沢賢治の詩を書いておきます。

お前の鳴らしたバスの3連音が果たしてどんな風に鳴っていたか、
おそらく、お前は分っていまい。
その純朴さ巧みに満ちた音の楽しさ、まさしく俺を草葉の様に震わせた
お前のその音の特性や無数の立派な順列をはっきり知っていつでも使えるのならば、
お前は辛くてそして美しい天の仕事もするだろう。
だが、丁度今頃お前の年頃でお前ほどの素質と力をもっている者は町と村との1万人の中になら、おそらく、5人はいるだろう。それなのに人、またどの人、どの人も5年の間にそれを無くすのだ。
仕事の為に削られたり、自分でそれをなくすのだ。

今のお前の力が鈍り、綺麗な音が正しい調子とその明るさを失って、再び回復する事が
ないのならば、俺はもうお前を見ない。何故なら、俺は少しくらいの仕事が出来て、それに腰掛けている様なそんな大勢を一番嫌に思うからだ。
今の俺の力が鈍ったら、いつでも俺を見なくても結構だ。――――

お前が一人の女を想うようになるその時、
お前が一人の男を想うようになるその時、
お前が「生きる」とは、「死ぬ」とは、「起ちあがる」とは、「掴む」とは、
「潜る」とは、「浸る」とは、何かそれを考えるようになるその時、
お前の前に無数の影と光の像が現れる。お前はそれを音にするのだ。

みんなが1日町で暮らしたり、1日遊んでる時、お前は一人で寂しくあの石原の草を刈る。
その寂しさでお前は音を創るのだ。多くの侮辱や窮乏を噛んで歌うのだ。
沈黙をする事を恐れずに歌うのだ。――――
                


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://kkk1231zenhitei.blog53.fc2.com/tb.php/112-cc62990b
    この記事へのトラックバック


    Latest articles


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。